いい仲間 いい仕事 三栄会
SANEI NEWS

【東京三栄会】第41回通常総会 終了報告 - 北森新会長ご挨拶


<新体制>

新型コロナウイルス感染拡大を受け、各種イベントや活動が大きく制限される中、第41期末となる6月末を以て、4年間会長を務められた三井石油開発㈱元社長の日高光雄さんからバトンをお受けし、東京三栄会第11代会長を拝命いたしました、JA三井リース㈱の北森信明です。
よろしくお願いいたします。

偶々同時期に副会長も三井食品㈱会長の藤吉泰晴さんからエームサービス㈱社長の山村俊夫さんに、会計監事も三井物産フィナンシャルサービス㈱社長の板橋徹さんから三井物産フィナンシャルマネジメント㈱社長の渡邉良樹さんに交代となり、幹部4名の中では、共通世話人の三井物産フォーサイト㈱執行役員の木村和生さんだけが続投で、残る3名が交代となって、7月からの新年度、第42期を迎えました。 幹部交代は、会則の定める所により、6月18日付で招集された臨時幹事会で決議いただいていますが、幹事の一員として正式に通常総会で選任されるのは、新任幹部3名とも今回が初めてとなります。 改めてよろしくお願いいたします。 幹事選任・重任案の通り、幹部以外の幹事13名の内、交代は4名のみ、年度末に限れば3名のみで、幸い10名が年度末を越えて続投となります。 幹事各位のお力添えもいただいて、日高前会長時代の勢いと方向性を引き継いで会の運営を盛り上げて参る所存です。




<通常総会並びに昼食懇談会のご報告>

皆さまのご協力をもちまして、第41期末時点の正会員会社さま全86社から表決権行使書をご返送いただき、決議・承認事項は全て全会一致で原案通り可決・承認されましたこと、ご報告いたします。
ありがとうございました。

また、通常総会に際しての昼食懇談会は、会員各社さまへのご案内を今回は断腸の思いで差し控えましたが、特別会員、三井物産㈱さまのご配慮により、本来の総会開催日であった9月11日(金)に、安永社長、大間知専務CSO、佐藤事業統括部長、森安ICT事業本部長、平林流通事業本部長、岡本モビリティ第二本部長のお時間をいただけ、三栄会からは幹部4名が参加して、10名での昼食懇談会の機会を頂戴しました。 三栄会からは、コロナ環境と共存しながら会員会社の社員の皆さまに、より積極的に三栄会活動にご参加いただく為の方策や、人材育成・自己啓発に資する研修事業の強化策、ITシステムに係る各社共通課題への対応策等をご相談させていただき、安永社長からは、会員86社それぞれの思いを踏まえたベストプラクティスの共有や、親会社を含めた人材の適材適所・ベストミックス、一体経営によるグループ全体力強化への期待をお聞かせいただきました。 三栄会としては、会員各社さまの状況やニーズに目を向け、必要に応じて三栄会会員でもある三井物産人材開発さんや三井情報さん等とも適宜連携し、共通課題への対応策や、人材育成や一体感醸成に資する各種サービスの拡充に引続き努めて参ります。



■新社屋ゴールデンルームに於ける昼食懇談会の様子



<運営状況>

後先になりましたが、東京三栄会の運営状況概要を、通常総会の議案・議事次第に概ね沿う順番でご説明させていただきます。 総会資料も適宜ご参照ください。
本来であれば、会員各社さまにご参集いただき、直接ご説明を差し上げるべき所を、今回は敢えてご参集願わず、書面決議をお願いしたことから、ここでは相応に詳細にも触れて、過不足ない形でのご説明を試みます。 また、第41期は、2月中旬以降、4.5か月の間、会務に係る会議以外の活動を停止しておりましたので、少し長めのスパンでの振り返りも交えてみたいと思います。 少し長くなりますが、お付き合いください。


1.主要活動報告

  (1)入退会と会員数の推移

第41期は会員数83社で迎え、期中に㈱三友エージェンシー、㈱タイショーテクノス、JA三井リースアセット㈱、JA三井リースオート㈱、三井物産クレジットコンサルティング㈱、MKIテクノロジーズ㈱、スプーンシュガー㈱の計7社を新たに会員としてお迎えし、会員数は2014年5月以来6年振りに90社まで回復しました。 その後当会の年度末となる6月末に、㈱キッズステーション、総合メディカル㈱、大東化学㈱、三井物産フィナンシャルサービス㈱の4社が退会となり、年度末は86社で迎えました。 退会の4社は、いずれも統廃合、エグジット等が理由であり、当会としては残念ではありますが、致し方ありませんし、2年前、第39期末には、会員数が77社まで減っていたことを思えば、会員の皆さまにお付き合いのある会社さんや子会社さんをご紹介いただいたりもして、会員数を回復できていたことは幸いでした。 会員数を更に大きく増やすことは現実的でありませんし、現状の86社でも、総従業員数5万人超、パートさんを含めると9万人に迫る大きな企業グループであることに変わりありませんので、今後は規模を出来るだけ維持しつつ、ご提供する各種研修やイベントの改善・拡充等を通じて活動の更なる活性化を図って参りたく、会員各社さまには、引続き当会を積極的にご活用いただきたく、お願いいたします。


  (2)幹部会・幹事会

会則に則り、幹部会は通常総会開催月の9月を除く毎月、計11回開催し、幹事会は、8月、11月、2月、5月と定例幹事会を、加えて、幹部交代等の審議の為、6月18日付で臨時幹事会を招集して、計5回開催し、会務に係る重要事項の報告・審議等を行いました。 2月の第3回幹事会以降は、いずれも新型コロナウイルス禍の渦中ではありましたが、図らずも昨年の通常総会でご承認いただいていた会則改定により、電磁的方法による決議等を幹事会にも適用出来る様にしていただいていたことから、会則に則り適正に開催することが出来ました。 幹部会は、メールのやり取り等で討議を行い、経緯・結果等を議事録として残しました。
11月の第2回幹事会では、具体的行動指針として、「部会講演会の部会外へのご案内」や、「部会懇親会のプロパー社員への裾野拡大」を推奨すること等を幹事各位と共有しました。 部会・業界の壁を越え、経営幹部に限らず、中堅・若手社員を巻き込んで重層的に交流いただくことで、切磋琢磨や気付きが生まれたり、協働・連携の舞台が見出されたりして、当会の活動重点テーマである「つながり、ささえあい、そして、更なる高みへ ~ より強い三井物産グループへ ~」の推進・実現の一助になると期待しております。 会員各社さまには、その様な機会が設けられた際には、積極的にご参加いただきたく、お願いいたします。


  (3)部会活動

3部会が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止・流会となり、当期開催は4部会、参加者数は延べ163名(先期約300人)に留まりましたが、開催出来た講演会では、「最近の金融情勢」(化学品)、「サーキュラーエコノミーの最新動向と今後の課題」(金属)、「米国から見た日本の安全保障」(機械・インフラ)と言った旬の話題が取り上げられていました。 機械・インフラ部会の講演会は、上述の行動指針に沿って部会外にも案内が出され、ご参加いただくことが出来ました。 コーポレート部会は「SDGsと企業」、エネルギー部会は「DX(デジタルトランスフォーメーション)の基礎と実例」の講演会をそれぞれ準備していましたが、いずれも直前に開催中止となったことは残念でした。
特筆すべきは食料・流通事業部会で、上述のプロパー社員への裾野拡大を真っ向から受け止める初の試みとして、部会会員会社若手社員向け研修講演会・情報交換会が2月4日に開催されました。 三井物産戦略研究所からの講師による「変化するフードサプライチェーンと新しいビジネス機会」の講演会には、11社40名の若手社員の皆さんが参加され、その後のランチを兼ねた情報交換会では、戦略研や三井物産からのメンバー、部会世話人であるベンダーサービスさんの経営に係る方々等も加わって、大いに交流・対話をしていただけました。


  (4)監査役特別部会活動

当期から隔月開催を毎四半期開催に改めて、8月、12月、4月、6月の開催を予定し、4月こそ中止となりましたが、6月はTeams会議形式で復活開催し、計3回の開催となりました。 8月は「日本監査役協会の概要及び最近の話題」、12月は「三井物産内部監査部の現状と課題」、6月は「三井物産コンプライアンス体制の状況」と言った、いずれも監査役業務の質の向上に資する講演が行われ、延べ96人にご参加いただきました。


  (5)委員会活動

①スポーツ交流委員会

スポーツ競技大会は例年の5種目中、フットサルとボウリングの2種目のみ開催、参加者数は、応援者数を含めて延べ583名(先期1,734名)に留まりました。 新年度に入っても、フットサル大会の開催を見合わせ中であり、時期をずらしてでも開催出来ないか、状況の推移を見守って参ります。


②研修委員会

例年の9講座に対し、先期から2講座ずれ込み、翌期に1講座ずれ込みで、差引き計10講座を開催する予定でしたが、7講座目を直前に中止し、以降の開催は中止或いは見合わせました。 開催6講座の延べ受講者数は144名(受講料収入ベース、先期7講座128名、実質9講座171名)で、6講座対比で前年比60名増(7割増)、直近開催9講座累計では205名と、約10年振りに年間200人越えのペースとなっていましたので、中断はとても残念でした。
新年度に入っても中断が続いており、10月下旬からの再開を目指して準備を進めていますが、ソーシャルディスタンス等の感染予防対策と三栄会らしい研修の両立に委員会の創意工夫が期待されます。


③文化交流委員会

「街歩きを楽しむ会」は、当期開始直前の前年度末6月に「お酒を楽しむ会」とハイブリッドして40周年記念特別行事として甲州勝沼で開催した為、秋をスキップして初夏の開催を予定していたものの結局開催出来ず、当初10月開催予定を現地台風被災で5月に延期した「森林フェスタ」を含め、新型コロナウイルスによる活動中止が相次ぎました。
特筆すべきは1月に開催した「紅茶を楽しむ会」で、2016年に「街歩きを楽しむ会」を立ち上げて以来の新企画で、ご好評をいただき、7月開催のお酒を楽しむ会、7月、10月、12月と、計3回開催した絵画教室と合わせ、参加人数は延べ99名(先期230名)となりました。


④広報委員会

昨年8月の第27回サマーフェスタは、36社約300名(先期35社約330名)にご参加いただき、三栄会40周年記念施策をいくつか交え、大いに盛り上がっていただきました。 竹増人事総務部長と宮田事業統括部長(当時)に特別参加いただきましたこと、また、例年通り多数の会員会社さまから賞品をご提供いただき、開催をご支援いただきましたこと、厚く御礼申し上げます。
当会の新ロゴは、会員会社さま役職員からの公募に対し、18名の方から21作品をご応募いただき、厳正なる審査の結果、三井情報㈱山田櫻子さまの案を採用させていただき、それを元にして30年振りに新ロゴを制定いたしました。 三栄会の円、ご縁が広がり、深まると言う期待が込められています。 旧ロゴは、三栄会創立10周年時に、三友エージェンシーさんに作っていただいたものでしたが、今回の新ロゴ制定時のご相談が早速ご縁となって、同社にもご入会いただくことが出来ました。
企業PR大会は、従来からのメインイベントですが、三栄会もDXと、動画コンテストに衣替えし、15社・グループ(先期19社)が参加され、人事総務部長賞と事業統括部長賞は、それぞれベンダーサービスさんと物産フードサイエンスさんが受賞されました。
第28回サマーフェスタは、既にご案内の通り、来年2月3日(水)へと延期して、ウインターフェスタ(仮称)としてリスケ開催を模索いたします。 開催可否と詳細は、本年末を目途に改めてお知らせいたします。


  (6)地方三栄会主要活動報告

各地方三栄会の事務局からいただいた活動状況に関する情報を取り纏めましたので、資料をご参照ください。



2.収支決算報告及び収支予算

主要活動報告でご説明の通り、2月中旬以降の全ての事業・イベントが実施・開催出来なかったことから、第41期収支決算では、年会費収入を除く事業収入が7.3百万円と、対予算比3.4百万円減、委員会活動費用を中心とした支出が21.2百万円と、同7.7百万円減となり、翌期分年会費を差し引いた実質次期繰越金額は同4.3百万円増の16.4百万円となりました。 次期繰越金が19.3百万円と、対予算比9.2百万円減となっていますが、活動中断を受け、次期年会費の支払期限を例年の6月末から9月末へと延長したことにより、年会費収入が対予算比13.5百万円減となった為で、現時点で既にほとんどが入金済みとなっています。
第42期収支予算は、この上振れした実質次期越金の一部を例年予算に積み増す形とし、活動再開の暁には、活動停止分を取り戻す様に活発に活動いただける内容としています。 これにより実質次期繰越金額は13.6百万円と、第41期決算で16.4百万円へと上振れした所から減少し、第41期当初予算金額である12.0百万円へと近付ける計画です。 新年度第42期も、既に立ち上がりで新型コロナウイルス禍の影響を受けていますが、状況が落ち着き次第、活発な活動を再開したいと念じております。


3.幹事選任・重任

冒頭で述べました通り、幹部4名の内3名、幹事13名の内4名(年度末は3名)が交代し、新体制で新年度第42期の運営に当たります。 倍旧のご支援をよろしくお願いいたします。


4.活動重点テーマ

「つながり、ささえあい、そして、さらなる高みへ、~より強い三井物産グループへ~」を引続き活動重点テーマに掲げて活動して参ります。 これは、三栄会創立10周年時に制定され、今でも使われている、「いい仲間 いい仕事 三栄会」と言う三栄会の標語を補完するものとして、日高前会長時代の第38回通常総会でご承認いただいたもので、今年で4年目となります。 三栄会の活動を、これに沿う形で力強く運営し、会員各社さまにも積極的にご活用いただくことで、その推進・実現を目指して参りたいと考えます。

4月頃と異なり昨今、各社・皆さんは新型コロナウイルスにうまく対応され、アフターコロナの生活様式を構築されつつあると思います。多数の会員が集まるイベント開催は、今後とも慎重な対応が必要と思いますが、参加人数を制限することで開催可能なイベント或いはオンライン等の代替開催手段のあるイベントは積極的に開催を計画し、コロナ環境と共存しながら三栄会の運営を行っていきたいと思いますので、皆さんの参加を期待しています。


5.三栄会会則改定

三栄会会則の改定は3点ですが、本質的な改定は、第32条(会則の変更)で、「但し、軽微な改廃は幹事会が行う」を追記する1点のみで、他の2点は軽微な修正との認識です。
下位規程類では、情報管理関連の下位規程二つを幹事会の決議を経て改定しております。 一つは「三栄会文書管理細則」で、「三栄会情報管理規程」に衣替えして、紙文書に加え、電子文書及び個人情報を対象に含め、電子化・ペーパーレス化推進の前提を整えました。 もう一つは、「三栄会個人情報保護管理マニュアル」で、個人情報の管理・運営の具体的手続きを追記しました。





以上が東京三栄会の第41期の運営状況と、通常総会の各議案に係るご説明となります。
紙面も限られる中、過不足ないご説明を試みましたが、ご不明な点、或いはご意見、ご要望等ございましたら、ご遠慮なく事務局までご一報ください。
引続き東京三栄会をよろしくお願いいたします。





(東京三栄会事務局)


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