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文化交流委員会主催:紅茶を楽しむ会(第2回)


2022年11月15日(火)18時40分から、東京三栄会文化交流委員会主催の「第2回紅茶を楽しむ会」が開催されました。コロナの影響により、リアルセミナーでの開催は約2年10ヶ月ぶりの開催となります。
今回はJA三井リース㈱本社様のスペースをお借りしての開催となりました。
講師は、三井農林㈱の日本紅茶協会認定ティーインストラクターの関野氏、村野氏、白戸氏で、日東紅茶の可愛らしい黄色のエプロン姿で参加者をお出迎えしてくださいました。
今回も紅茶に興味を持たれた多くの方がセミナーに応募され、総勢20名の参加者が約2時間にわたり紅茶の座学や実習を体験しました。
今回の主なセミナー内容は、「紅茶の基礎知識」、「紅茶のおいしいいれ方」、「リーフティーをおいしくいれる実習」、そして「手鍋式ロイヤルミルクティーの作り方」や「ティーバッグの正しいいれ方」などのご紹介もありました。





【紅茶の基礎知識】
~お茶とは?(茶の分類)~
まず始めに、文化交流委員会の中尾委員長(JA三井リース)より開催のご挨拶をいただき、早速、ティーインストラクターの関野氏による座学から始まりました!

普段、私達が「~茶」、「~ティー」と呼んでいる飲み物はたくさんありますが、実は「緑茶」、「烏龍茶」、「紅茶」は同じ茶樹(ツバキ科/常緑樹)から作られているそうです。
皆さんお茶に対して好みはあると思いますが、特に気にする部分は甘さや渋み、香り程度ではないでしょうか。さすがに茶樹は何だろう・・・とまでは考えませんよね。
では、同じ茶樹から作られているのになぜ味も香りも違うのでしょうか。
それは、製法(発酵)の違いとのことです。お茶の葉の中には「酸化酵素」が含まれており、この働きを活性化させるかさせないか、活性化させる場合はどの程度まで活性化させるかで違いが生まれるそうです。



~世界で一番多く飲まれているお茶は?(茶種別世界シェア)~
突然ですが、ここでクイズです!世界で一番多く飲まれているお茶は何のお茶だと思いますか?
緑茶、烏龍茶も人気なのですが・・・そう、正解は紅茶です!
茶の世界年間生産量は約615万トンで、紅茶が約半分以上の56%を占めているそうです。
紅茶は世界中で人気だということがわかりますね!ちなみに、緑茶は約32%、烏龍茶は約5%ということです。

~6種類の紅茶をテイスティングしてみましょう!(産地別茶葉の特徴)~
ここまでで約1時間程紅茶の基礎知識を学び、紅茶のイメージが湧いてきたところで、いよいよお楽しみのテイスティングタイムです!
今回は、ダージリンティーから2種類のファーストフラッシュとセカンドフラッシュ、ミルクティーに向いているアッサム、渋みがあるディンブラとウバ、飲みやすい和紅茶の全6種類の茶葉をご用意いただきテイスティングしながら茶葉の特徴を比べました。
ファーストフラッシュは、味や香り、茶葉の見た目も緑茶に似ていて、とても飲みやすい紅茶でした。テイスティングではファーストフラッシュが一番人気でしたが、世界的にはセカンドフラッシュの方が人気のようです。







【紅茶のおいしいいれ方】
さて、ここからはティーインストラクターの白戸氏に代わり、おいしい紅茶のいれ方のご説明です。
おいしい紅茶のいれ方には4つのポイントがあり、このポイントに気を付けると紅茶をおいしくいれることができるそうです。

ポイント①:ティーポットを用意しましょう!
ティーポットはガラス製や陶磁器製、もしくは急須がおすすめです。鉄瓶は鉄の成分によって紅茶が黒ずんでしまうので避けた方が良いそうです。

ポイント②:茶葉の分量はティースプーンで正確に量りましょう!
今回は大きい茶葉のリーフタイプを使用しました。出来上がり量カップ1杯分に対して、ティースプーン大盛1杯(3g)をティーポットに入れます。分量に悩んでしまったら…そんな時は多めに入れる方が良いそうです。薄く出来上がると濃くはできないのですが、濃い分にはお湯で薄めても問題ないそうです。

ポイント③:沸騰したての新鮮な熱湯を注ぎましょう!
お湯は沸騰直後100℃の熱湯を使用します。おいしい紅茶を入れるには温度がとても重要で、お湯は出来上がり量カップ一杯に対して150ml~160ml入れます。

ポイント④:時間を計り、茶葉をしっかり蒸らしましょう!
ティーポットにふたをしてタイマーなどで時間を計ります。蒸らし時間は3分~4分が目安です。蒸らしている間、茶葉が上下にジャンプしているような「ジャンピング」という行動をします。紅茶がおいしくいれられているという証拠のようです。







【実習】
紅茶のおいしいいれ方について、ティーインストラクター村野氏の具体的なご説明をいただき、いざ実習です!しっかり説明を聞いていたはずなのに、いざ私達で作るとなると…てんてこまい!?
茶葉の分量を正確に量ってティーポットに入れたら、ティーポットを持ってお湯を入れに行かなくちゃ・・・!あとタイマーも持って!と学生時代の楽しい調理実習を思い出しました!これぞ、瞬発力?いやチームプレーが試されるところです!




蒸らすこと3分。茶葉のジャンピングの動きも確認でき、どうにか完成です!





【その他バリエーション】
その他バリエーションメニューとして、「手鍋式ロイヤルミルクティー」や「ティーバッグの正しいいれ方」、「フルーツティー」のご紹介がありました。そして、珍しいホットワインティーのご紹介があり、お酒好きの方にはこの季節にぴったりなのではないでしょうか。
白戸氏に実際に作っていただいたホットワインティーは、余っている赤ワインと紅茶を1:1の割合で注ぎ、今の季節にピッタリな柿やレーズンを入れており、サングリアのようでとても飲みやすくおいしくいただきました。







【ティータイム】
さて、セミナーもそろそろ終盤です。
最後に、グループごとに入れたリーフティーと用意していただいた軽食を楽しみました。
紅茶にはパン!と思いがちですが、今回は紅茶におにぎりのセットと和菓子をご用意いただきました。
紅茶とおにぎり、意外にマッチしていてとてもおいしかったです。今回は黙食でしたが、皆さんの表情からもおいしさが感じとれました。
食べ終わる頃、時刻は20時30分。そろそろセミナー終了の時間となりました。
紅茶の基礎知識から魅力まで知ることができ、最後は、お土産と三井農林ECサイト「Tea Mart」のクーポンをいただき大満足でセミナー終了となりました。







参加者のお土産として、
三井農林様から
・日東紅茶 ミルクとけだすティーバッグ、香りの高い紅茶 ダージリンブレンド、デイリークラブ 等
DM三井製糖様から
・ティータイムメイト(スティックシュガー)、レモンシュガー
を提供いただきました。ありがとうございます!

今回参加できなかった方も、参加された方も、次回また応募いただければと存じます。
紅茶の魅力やおいしさをお伝えしていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。





(東京三栄会 文化交流委員会・広報委員会)


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