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SANEI NEWS 第64号



人事委員会主催セミナー「再雇用・勤務延長制度の定め方のポイント」
 5月11日、三井物産本社ビル特別会議室にて東京三栄会人事委員会が主催、NPO法人企業・団体支援日本FP協議会と且O井物産インシュアランスアンドコンサルティングが協賛して「再雇用・勤務延長制度の定め方のポイント」と題したセミナーが開催されました。本セミナーは、高年齢者雇用安定法改正で65歳までの雇用が来年4月より段階的に義務化されることに企業はいかに対応すべきかをテーマに、会員企業から47社68名と多くの参加者を得て、東京三栄会人事委員長である潟Gニー社長・安原哲氏の総合司会のもと、日本FP協議会から2名の講師を招き開催されました。
 主催者・協賛者を代表しセミナー開催の挨拶を行った三井物産インシュアランスアンドコンサルティング・松本社長から、本セミナーは「少子高齢化に伴う労働力人口の構造変化」と「厚生年金の支給開始年齢の段階的引上げ」を背景として来年4月1日より施行される法改正を睨んだものであり、各企業において待ったなしの対応を迫られている、正に時機を得たテーマであるとの話がありました。
 社会保険労務士、1級FP技能士など複数の国家資格を有する講師からは、企業にとって65歳までの雇用義務化への対応や高齢者の能力活用が急務であることの説明と共に本人にも企業にもメリットのある60歳以降の賃金の決め方、退職金・企業年金制度改革との関連、雇用延長/再雇用の手法などにつき具体例を交え分かり易くポイントの説明がありました。
 セミナー後に実施したアンケートによると「大変満足した」「満足した」と答えた参加者がそれぞれ24%、71%(合計95%)、参加企業の4割の18社が無料個別相談を希望。アンケートの自由記入欄には「実務に則した大変有意義なセミナーであった。配布資材も充分である。」「法律の範囲内の最低対応でお茶を濁そうと思っていましたが、前向きに取り組む気になりました。」などの好評が見られました。




ネットワーク化推進委員会勉強会「セキュリティとICタグ(RFID)の活用」
第1回「FeliCa社員証」の活用事例〜ソニーファシリティマネジメント(株)〜
 ソニーファシリティマネジメント(株)にて、ソニー(株)及びグループ会社に導入されたFeliCa社員証の活用事例、ソニー湘南テクノロジーセンターでのセキュリティシステム、並びに社員証を活用した食堂でのEdy決済システムの見学と講演をお願いしました。
 ソニーでは6営業部門を社内事業会社化しており、人事・財務・総務といった間接部門/機能は全て分社化され、ソニーファシリティマネジメントも総務ファシリティ部門が分社化した会社です。同社は、ソニー本社向けにビル設備総合マネジメントを請け負うと共に、そのノウハウを社外に提供しています。
 今回ご紹介頂いたFeliCa社員証は、非接触ICカードを利用し、身分証+ビル入管用カード+社員食堂用プリペイドカードの機能を併せ持ち、かつ全国どの事業所でも利用可能な共通プラットフォームを実現しています。具体的には、夜間・休日のゲート開閉、駐車場、食堂・売店・自販機のEdy決済、入退室管理(所在管理)、勤怠管理、図書館の図書貸出管理等の機能があり、従業員数の多い事業所では有効活用が可能なシステムとの印象を、勉強会に参加された企業の方々は持たれたようです。又、社外への導入ということで、湘北短期大学でのFeliCa学生証の事例を紹介するビデオを拝見しました。
尚、今回訪問させて頂いたソニー湘南テクノロジーセンターは、元TV工場をリニューアル、開発部門としてクリエィティブな発想が出来る環境を実現。24時間キャンパス、充実したサポート機能等をコンセプトに、レイアウトフリーなユニバーサルレイアウトの採用、部署の違う人が集えるプロジェクトルーム、全フロア無線LANといった最先端オフィス機能を持った事業所でした。




ネットワーク化推進委員会勉強会「セキュリティとICタグ(RFID)の活用」
第2回「ICタグの現状と未来」〜大日本印刷(株)〜
 ICタグの最新動向と今後の展開を学ぼうということで、ICタグを積極的に推進されている大日本印刷(株)ICタグ本社(新宿区余丁町)を訪問しました。
 大日本印刷ではICタグ事業化センターを経て、今年4月からICタグ本部を立ち上げて事業を推進中とのこと。
勉強会は従来通り前半をセミナー、後半を実地見学とし、会員会社から36名が参加しました。
セミナーでは、ICタグ本部の坂本昭氏による講義で、ICタグの特徴、利用事例、欧米の市場と日本の市場、価格動向と今後の課題などを分かりやすく説明頂きました。まず、なぜ印刷会社が?についての説明では、現在製品のソースマーキング(バーコード)の印刷の95%を印刷会社が印刷を請け負っており、今後バーコードに代わってICタグの時代が来た時にもICタグ付けを請け負うべく推進しているとのこと。
バーコードとの違いは、情報量が大きく、書き換え可能で、複数同時認識が可能な点にあり、周波数別で4種類(135KHz、13.56MHz、UHF、2.45GHz)のICタグがあり、それぞれ周波数特性により通信距離、指向性、水に強い/弱い、金属に強い/弱い等の特徴があるとのこと。利用事例(実験的なものも含め)としては、135KHzは、ブタの耳に付けての固体認識や車の盗難防止キーに利用され、13.56MHzは、図書館の本や荷物を運ぶパレット、UHFは米国のウォールマートでのSCMラベル(物流管理)として利用されており、2.45GHzは、愛知万博などのイベントチケットや工場の工程管理に利用されているとのこと。
現在の価格は、1個50円〜200円ですが、これが3年後に10円〜30円になれば、アパレル・貴金属・航空手荷物等への利用が想定され、5円以下となる10年後には完全にバーコードと置き換わることが予想されるとのお話でした。導入については日本より欧米市場が先行しており、流通過程での欠品率が日本に比べ欧米で格段に高いという背景があるようです。
実地見学は、同社1階の「ICタグ実験工房」と称する空間で行われました。倉庫・バックヤードでの物流管理、社内の共有書類の貸出管理、パレット/通い箱の管理システム、キッズ所在管理(塾の入退室情報を母親の携帯に送信)、食品やアパレルのタグから生産者名や農薬使用状況、洗濯方法等の情報を入手するなど、未来を含め想定されるICタグの利用シーンを体験しながら学ぶ楽しいコーナーでした。参加された皆さんもICタグの利用が近い将来には身近なものになることを実感されたと思います。





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