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第7回「街歩きを楽しむ会」〜相撲部屋の両国から江戸情緒の深川へ〜


平成31年4月6日(土)、東京三栄会文化交流委員会主催の「第7回街歩きを楽しむ会」が開催されました。
平成も残すところ1ヶ月となり、今回は平成最後の街歩きとなりました。
今回もリピーターを含めて多くの方々にご参加いただき、スタッフを含む総勢24名で、11時にJR両国駅西口を出発しました。




【両国国技館前〜陸奥(みちのく)部屋】
文化交流委員会の三木新委員長より開催のご挨拶をいただき、今回のガイドもTOKYO歩るっく!の鎌田さんにお願いしまして、街歩きスタートです!

現在、相撲部屋は46部屋あり、昔は1000人程だった力士が、現在では700人の所属となっているそうです。そのうち、お給料を頂いている力士は番付が「十両」「幕内」で『関取』と言い70人で、残り630人のお給料はゼロとのことです。
この番付は6つの階級に分類され、「幕内」である大関は月給250万円、横綱は300万円(賞与あり)、力士養成員はお給料ゼロ&コートの着用は認められないそうです。冬はとても寒そうですね・・・。

両国駅から1分程歩いたところに、角界のアラン・ドロンと呼ばれ人気のあった元大関霧島(陸奥親方)経営の「ちゃんこ霧島」があり、8階建てのビル全てが店舗でした。





【両国にイノシシ!?】
隅田川にかかる両国橋のたもとに建っているイノシシ料理専門店。
お店の前には、なんと・・・はく製のイノシシが3頭吊り下げられていました!!
このお店は、江戸時代から続く“ももんじや”という「しし鍋」専門店。※もんじゃではありません。
皆さん、はく製のイノシシを目の当たりにし、「ほ、本物!?ひゃ〜!!」と言いながら近づいたり触ったりしていました。





【春日野部屋〜井筒部屋〜出羽海部屋】
元関脇の栃乃和歌が師匠の春日野部屋前を通過し、井筒部屋へ。
井筒部屋は、井筒3兄弟の次男である元関脇の逆鉾(さかほこ)が師匠で、長男はちゃんこやを経営しており、店名は三男の弟さんの名前を借りて“寺尾”というそうです。
次は、出羽海部屋へ。玄関が開いていたので、お相撲さんいるかな?と皆さん玄関口を気にしながら通過しましたが、残念ながらお相撲さんには会えませんでした。時計はちょうど12時でお昼寝の時間だったようです。





【吉良邸跡】
吉良邸は、浅野匠頭守による殿中刃傷事件の後の元禄14年(1701)9月3日に吉良上野介義央が当地を拝領して建設された吉良家の上屋敷で、坪数2,550坪ありました。



また、当地で赤穂浪士が吉良氏を討った仇討ち事件が起こり、仇討ち事件が起こったと思われる場所には、偶然にも“バッテン印”があるとのことでバッテン印を探しに歩きました。
なんと、そのバッテン印とは路面標示(十字マーク)で、皆さん今日一番の大爆笑でした。
さすが、街歩きの達人、鎌田さんですね!目のつけ所が違います!





【時津風部屋〜両国公園(休憩)】
元前頭3枚目の時津海が師匠である時津風部屋、そして芥川龍之介の母校両国小学校を通過して、休憩所の両国公園(すぐ横が勝海舟生誕の地でした)へ移動です。満開の桜でいっぱいでした。





【六間堀・五間堀跡〜ランチ】
江戸時代には物を運搬するための川が二本流れていて、川の幅がそれぞれ五間・六間(一間1.8m)だったことから、六間掘・五間掘と名付けられたそうです。
最近は、古地図を見ながら散歩する“古地図散歩”が流行っているそうで、私達もパンフレットで頂いた古地図を片手にしながら歩きました。六間堀の間の細道を抜けると五間掘と六間掘の合流地点があり、道が“くの字”に曲がっていて、現在は公園になっていました。

都営大江戸線森下駅近くの元祖カレーパンで有名なカトレアを通過して、お待ちかねのランチのお店へ。
ランチは、洋食屋の“深川煉瓦亭本店”でフライの定食を頂きました。ぷりぷりの大エビフライと柔らかいヒレ一口カツで、ボリュームもあってとても美味しかったです。ちなみに、洋食屋なのにラーメンもあるようです。





【隅田川テラス〜芭蕉庵史跡展望庭園】
ランチのあと、隅田川沿いの隅田川テラスを散策しました。隅田川テラスは、浅草から月島までの川沿いが整備され遊歩道になっています。お天気が良くて、隅田川に太陽の光が当たり、水面が輝いていました。
ここは23年前の木村拓哉さん主演の大ヒットドラマ “ロングバケーション”のロケ地としても有名で、当時は、月曜9時はOLが街から消えると言われたり、急にピアノを習う男性が増えたそうです。





【清澄庭園〜霊巌寺】
街歩きもそろそろ終盤となり、清澄庭園に到着しました。
庭園の池に飛び飛びに置かれた石の上を渡ることができ、参加者の皆さん同士で気を付けて下さいね!と声をかけながら息を飲むように磯渡りしました。都会とは思えない静かさで、水面に浮く水鳥の息遣いまで伝わってきそうでした。都会にひっそりたたずむ庭園で、とても美しい庭園でした。
清澄庭園をあとに、霊巌寺へ向かいました。
松平定信のお墓をはじめ、境内には江戸六地蔵の第5番が安置されていました。とても大きなお地蔵様でした。





【カフェ&スイーツの街〜桜のトンネル】
清澄白河は、今では“カフェ&スイーツの街”と呼ばれ、多くの若者がカフェ&スイーツを求めて訪れるそうです。人気のお店は1時間以上待ちとか!?あの有名なブルーボトルコーヒーはランキングでは第4位のようです。
ブルーボトルコーヒー前を通過して、桜のトンネルで有名な川沿いに向かいました。川沿いが遊歩道になっていて、橋の上からはスカイツリーが見えました。ひらひらと舞い落ちる桜の花びらもとても素敵でした。穴場スポットです!





【深川閻魔堂(法乗院)〜門前仲町駅】
平成元年に建立された閻魔大王座像は、寄木造で、高さ3.5m、幅4.5m、重量1.5tの日本一巨大な閻魔大王像です。こちらの閻魔様、実はちょっとした仕掛けがありまして・・・健康運、恋愛運、金運など、全19種類の中から希望する祈願を選んでお賽銭を投入すると、自動音声でそれぞれの説法を聞くことができるのです。とてもユニークなシステムですよね!皆さんとても楽しそうに祈願する種類を選んでいて、閻魔様に説かれていました。




閻魔堂をあとに門前仲町駅周辺に移動して時刻はちょうど16時。そろそろ解散の時間となりました。
終日お天気が良く、桜も満開で心からのんびりお散歩ができた1日でした。
ガイドの鎌田さんから約11,500歩を歩いたとのご報告があり、皆さん驚きでした!

今回もたくさんの方々にご参加いただきまして、誠にありがとうございました。
次回も楽しい街歩きを企画していきます。どうぞお楽しみに!




(東京三栄会文化交流委員会・広報委員会)


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