
東京三栄会 文化交流委員会主催「第4回 紅茶を楽しむ会」開催
毎年大人気の企画「紅茶を楽しむ会」も、お陰様で第4回を迎えることができました。
寒いながらもお天気に恵まれた2024年12月3日(火)、今年もJA三井リース株式会社様の会場をお借りして、仕事終わりの18:30にスタート。日東紅茶でお馴染みの三井農林株式会社の社員3名を講師にお迎えしました。3名とも紅茶に関わる資格を保有しており、メイン講師は日本紅茶協会認定ティーインストラクターの関野さん、そして同じく日本紅茶協会認定ティーインストラクターの鈴木さんと、日本紅茶協会認定ティーアドバイザーの原口さんにサポートを頂きました。
セミナー前にはウェルカムティーとして、「日東紅茶 ミルクとけだすティーバッグ キャラメル紅茶」を頂きました。お湯を注ぐだけでミルクティーが出来てしまう、魔法のようなティーバッグ。甘くて温かくて美味しくて、イベントへの期待が高まります!
まずは東京三栄会文化交流委員会の野瀬委員長からご挨拶を頂き、セミナーに突入です。

最初は紅茶の基礎知識について伺いました。緑茶も紅茶も烏龍茶も、同じ「カメリア・シネンシス」という茶樹から作られており、発酵の程度が違うとのこと。ここで、世界のお茶別年間生産量や、国あたりのお茶の年間生産量についてクイズを出題頂きました。国あたりの年間生産量では二名の方がご回答下さり、お二方とも大正解!!お見事です。

基礎知識を得て、次は産地別茶葉の特徴についてのお話です。今回は主に、インドのダージリンとアッサム、スリランカのディンブラとウバ、そして国産紅茶について伺いました。
ダージリンはシーズンによって特徴が大きく異なることから、「ファーストフラッシュ」と「セカンドフラッシュ」に分けて、水色(すいしょく)や味わいを学びました。「セカンドフラッシュ」は白身魚に、アッサムは“あんこ”に合わせても良いそうです。「洋」だけでなく「和」にも合うとは面白いですね。
座学の後は、皆さんお待ちかねの、テイスティングです!

試飲させて頂いたのは、まさに今特徴を学んだばかりの、6種類の紅茶です。写真で見ても分かる通り、水色にもそれぞれの紅茶の個性が出ています。なかなか6種類もの紅茶を同時にいれることはないかと思いますが、ここでは贅沢に見比べて、飲み比べて、周囲の方ともお話しながら、皆さん楽しんでいらっしゃるご様子でした。
参加者の皆さんのお好みについて、その場でプチアンケートを取ってみると、今回特に人気を得た紅茶は、ダージリンの「ファーストフラッシュ」と「セカンドフラッシュ」でした。

すっかり飲み比べに満足したところで、いよいよデモンストレーションと実演です。今回使用した茶葉は「日東紅茶 香りの高い紅茶」です。ここでは美味しい紅茶をいれる為の4つの『ゴールデンルール』を学びました。
1.ティーポットを用意する
2.茶葉の分量をティースプーンで正確に量る
3.沸騰したての新鮮な熱湯を注ぐ
4.時間を計り、茶葉をしっかり蒸らす
ティーカップ1杯につき、ティースプーン山盛り1杯の茶葉が必要とのことですが、茶葉のサイズにより必要な茶葉の量が異なり、小さな葉では2.5~3g、大きな葉では3~3.5gが適当だそうです。濃い紅茶は差し湯で薄めることが出来るけれど、薄い紅茶を濃くすることは出来ないということで、講師の関野さんからの「迷ったら(茶葉を)多めに!」というアドバイスが心強かったです。

ティーポットに熱湯を注ぐところから始まる実演。美味しい紅茶をいれる為に使われるイギリス発祥の言い回し、「Take the teapot to the kettle!(やかんをポットの方へ運ぶのではなく、ティーポットをやかんの方へ持って行ってお湯を注げ!)」を聞いたばかりで、とにかくお湯が冷めないよう、どの班も手際良く進めていました。紅茶の美味しさはタンニン(紅茶ポリフェノール)にあり、80℃以上のお湯に多く溶け出すそうです。テーブルクロスをティーコジ―代わりにポットへ巻き付けて保温する班もあり、工夫している様子が伝わってきました。

美味しい紅茶が入ったところで、フードペアリングの時間です。
今回は『おうちごはん369』の「岩手県産菜彩鶏のチキンカツと10種野菜料理のり弁当」、そしてスイーツとして『T’s GALLERY』の「OMUSUBI Cake(季節限定りんご味)」をご用意頂きました。「紅茶にチキンカツ?!」という声もちらほら聞かれましたが、チキンカツの脂と紅茶の組み合わせは、ウォッシュ効果で意外とお勧めだそうです。
そして一見おにぎりにしか見えない謎の物体には、多くの方がビックリされたようですが、こちらは実は「おむすび型ケーキ」。りんご風味のクリームの中に、りんごの果肉がたっぷり入った、スポンジケーキです。海苔のようなものはなんと、ブラックココアクレープ!すっかり見た目に騙されましたが、こちらも実習でいれた「日東紅茶 香りの高い紅茶」にお勧めとのこと。とてもフルーティーな冬限定のお味で、紅茶の美味しさも引き立てていました。

実習ではリーフを使い、ホットのストレートティーを味わいましたが、その他にもいくつかデモンストレーションして頂きました。まずは「日東紅茶 デイリークラブ ティーバッグ」を使用して、ティーバッグでの美味しい紅茶のいれ方を教えて頂きました。ティーバッグは熱湯を注いだティーカップへ静かに入れ、ソーサーなどで蓋をして蒸らし、ティーバッグを軽く振ってから静かに取り出すと、美味しくいれられるそうです。因みに、紅茶は100℃で抽出すると成分を出し切ってしまうので、2杯いれる場合はポットなどを使って、2杯分を一度に抽出すると良いそうです。

他にも手鍋を使ったロイヤルミルクティーや、アイスティーの作り方もデモンストレーションして頂きました。ロイヤルミルクティーで今回ご紹介頂いたのは、牛乳とお湯が1:1の分量のレシピでした。アイスティーでは紅茶が濁る「クリームダウン」という現象を避ける為に、熱い紅茶を氷で一気に冷やす「オン・ザ・ロックス方式」が有効であることを学びました。デモンストレーションではセパレートティーの為に砂糖を多く入れていましたが、飲用の際にはお好みで、もちろんストレートでもOKだそうです。また紅茶の味わいや水色を活かす為にはグラニュー糖がお勧めと伺いましたが、黒糖や三温糖、はちみつなど、お好み次第で変えても良いそうです。

アイスティーのデモンストレーションでは、この日一番の歓声が上がりました。紅茶とソーダを使った「セパレートティー」の作り方をデモンストレーションして頂いた時のこと、比重の違いから両者が混ざることなく、上下に分離している様子を見て、一段と高い「おぉ~!!」の声。会場全体から驚きと感動が伝わってきました。
またレモンティーで生のレモンを使う際はさっとくぐらせる程度で良いこと、ドライレモンの場合は紅茶に浸けたままにして良いこと、ワインを使った「サンセットティー」や「サンライズティー」というお洒落な紅茶があることも教えて頂きました。

最後に嬉しい紅茶とお砂糖のお土産を頂いて、今期の「紅茶を楽しむ会」はお開きとなりました。長時間お付き合い頂き、有難うございました!!
東京三栄会では今後も三井農林株式会社様にご協力を頂き、継続的に「紅茶を楽しむ会」を開催していく予定です。参加経験者の方も、初めましての方も、是非また次回、お申込み下さいますと大変幸いです。お待ちしております!!
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~ 今回のお土産のご紹介 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
【三井農林株式会社様】
・日東紅茶 香りの高い紅茶
・日東紅茶 こく味のある紅茶
・日東紅茶 デイリークラブ6バラエティパック
・日東紅茶 ミルクとけだすティーバッグ オリジナルブレンド個包装1袋
・日東紅茶 ミルクとけだすティーバッグ アールグレイ個包装1袋
・日東紅茶 水出しアイスティー マスカットグリーンティー(試供品)
・日東紅茶 デイリークラブ ティーバッグ(試供品)
【DM三井製糖株式会社様】
・国産てん菜糖クラフト250g
★関連サイト★
①紅茶は三井農林の公式オンラインショップから購入できます
『日東紅茶TeaMart』
https://www.nittoh-teamart.com/
②贈り物にもピッタリ
『プレミアムティーショップ nittoh.1909』
https://nittoh1909.com/
③砂糖の購入サイト
『cotta』
https://www.cotta.jp/products/detail.php?product_id=032331
(文化交流委員 三井物産流通グループ株式会社 森)