
東京三栄会 文化交流委員会主催 「第5回 紅茶を楽しむ会」 開催
大人気企画「紅茶を楽しむ会」、5回目を迎えた今回は新しい会場に移り、お陰様で過去最大人数での開催となりました。
2026年1月30日(金)、日比谷フォートタワーのセミナールームに総勢30名の参加者と、講師3名をお迎えしました。メイン講師は、日本紅茶協会認定ティーインストラクターの高橋さん。第3回までの「紅茶を楽しむ会」に参加された方には、お馴染みだったかも知れませんね!そして日本紅茶協会認定ティーインストラクターの鈴木さんと、日本紅茶協会認定ティーアドバイザーの原口さんにもサポート頂きました。


前回もセミナー前にウェルカムティーが振る舞われましたが、今回頂いたのはなんと烏龍ミルクティー! 「日東紅茶 ミルクとけだすティーバッグ 黒糖烏龍」という三井農林様の商品で、ミルクも砂糖も用意することなく、お湯を注いで90秒で、手軽に烏龍茶と沖縄県産黒糖の香りを楽しむことができる、甘いミルクティーです。
ウェルカムティーで身体と心が温まったところで、東京三栄会文化交流委員会の木嶋委員長からご挨拶を頂き、いざセミナースタートです!


まずは紅茶の基礎知識から。身近なお茶として緑茶・烏龍茶・紅茶がありますが、これらは全てツバキ科の「カメリア・シネンシス」という同じ茶樹から作られているそうです。違うのは製法で、酸化発酵の度合が低いほうから順に、「不発酵」が緑茶、30~70%の発酵で止めた「半発酵」が烏龍茶、「発酵」したものが紅茶となるそうです。


3種類のお茶が実は同じ茶樹から作られていると学んだところで、「一番多く飲まれているお茶は…?」と、クイズが出されました。答えは……紅茶でした!茶種別世界シェアは、紅茶が54.1%、緑茶が32.3%、烏龍茶が5%、その他が8.6%だそうです(2023年時点)。
続けてクイズがもう1問。「お茶を作っている国は…?」という穴埋めです。数名の方にご回答頂き、見事に「インド」「スリランカ」という正解が導き出されました!またここではアルゼンチンのお茶は北米への輸出が多いことや、ベトナムのお茶はロシア・中東や国内消費に当てられて、日本では殆ど流通しないことなども教えて頂きました。
基礎知識の次は、産地別茶葉の特徴についてです。世界には“ティーベルト”という紅茶の生産に適した地域があり、先ほどのクイズでも登場したインドやスリランカ、そしてここ日本も、“ティーベルト”上に位置しているそうです。今回はその“ティーベルト”上で生産される、インドのダージリンとアッサム、スリランカのディンブラとウバ、日本の国産紅茶(和紅茶)について特徴を伺いました。インドのダージリンは更に細かく、3月中旬~4月に摘まれるファーストフラッシュと、5月下旬~7月下旬に摘まれるセカンドフラッシュがあることも学びました。


ここで参加者の皆さんお待ちかね、テイスティングのお時間です!まさに今、水色(すいしょく)や香りなど特徴を教えて頂いたばかりのダージリン(ファーストフラッシュ、セカンドフラッシュ)、アッサム、ディンブラ、ウバ、国産紅茶を、贅沢に飲み比べます。周囲からは、「ダージリンを選びがちだったけれど、意外とアッサムが好きかも」「やっぱり国産紅茶はなんとなく日本な感じ」という声が聞こえ、それぞれの茶葉の違いを講義で学ぶだけでなく、実際に体感もして頂けたようでした。国産紅茶は緑茶の品種である「やぶきた」で製造されることもあるそうです。因みにダージリンは殆どが輸出され、インド国内ではあまり流通しないそうです。気軽に手に入れやすい私たち日本人は、ラッキーなのかも知れませんね!
テイスティングが終わると、今度は自分たちで美味しいリーフティーを淹れる実習です。まずは講師の高橋さんによるデモンストレーションを拝見し、「日東紅茶 香りの高い紅茶」を使ったホットティーの美味しい淹れ方を伺い、4つの「ゴールデンルール」があることを知りました。
1.ティーポットを用意する
2.茶葉の分量をティースプーンで正確に量る
3.沸騰したての新鮮な熱湯を注ぐ
4.時間を計り、茶葉をしっかり蒸らす
ティーポットは、急須でもホーローでも良いそうですが、鉄と紅茶が反応すると黒くなる為、鉄瓶は避けたほうが無難だそうです。
茶葉の分量は、150mlのティーカップ1杯に対して、ティースプーン山盛り1杯。2杯分を作るなら、茶葉も2倍になります。因みにティースプーンとコーヒースプーンでは、サイズが違うそうです。ティースプーンのほうがひと回り大きいのですね。
そして泡がボコボコしている状態の熱湯を注ぎ、しっかり3分計ります。あっさりした紅茶が飲みたい場合も、最低2分は蒸らしたほうが良いとのこと。抽出時間を減らすのではなく、水の量を増やすほうがお勧めだそうです。迷ったら濃く淹れて、差し湯で調整すると良いのですね。因みに実習で使用した「香りの高い紅茶」は3分でしたが、茶葉によって蒸らし時間は異なるので、ご自宅では商品パッケージなどに記載された推奨時間をご参考ください!

使用する水は新鮮な水道水が良く、ペットボトルの水を使う場合も、水道水を足したほうが紅茶向きになるとのこと。
蒸らしている間に茶葉のジャンピングが見られると、美味しく淹れられたに等しく、実際講師の高橋さんの手元のポットではジャンピングが起こっているのですが、ご確認頂けるでしょうか?!お湯の温度が低いとジャンピングが起こらず、茶葉は上に浮くということで、最初にポットを温めたのも、その為ですね。冷たいポットにお湯を注ぐだけで、5℃程度下がってしまうそうです。因みに淹れた後の紅茶も、冷めると渋みが立つということで、ティー・コージ―やタオルなどでポットごと覆っておくと、20分程度は保温が効くそうです。
蒸らした後はスプーンなどで軽くひと掻きし、「ゴールデンドロップ」や「ベストドロップ」と呼ばれる最後の1滴まで入れて、完成です!

お好みでミルクやレモンを入れる方の為に、ちょっとしたアレンジも伺いました。講師の高橋さんお手製のハニージンジャーを使った紅茶で、スライスした生姜にハチミツを加えたものをカップに入れてから紅茶を注ぐと、ミルクにもレモンにも合うハニージンジャーティーが出来上がります。
ミルクティーにはコクのある紅茶が向いており、特にアッサムやウバがお勧めとのこと。濃くても紅茶の渋みをミルクが中和するので、茶葉は適量より1杯多く入れても良いそうです。因みにアールグレイやキャラメル、マロンなど、香りの付けられたフレーバーティーにもミルクは合い、アールグレイは調製豆乳とも相性が良いそうです。
レモンティーには渋くない紅茶が向いており、レモンはあくまで風味付けなので、さっとくぐらせる程度で引き上げ、“ぎゅうぎゅう”しないのがポイントだそうです。

各テーブルで美味しい 「香りの高い紅茶」 が淹れられたところで、軽食・スイーツと紅茶の「フードペアリング」を楽しみます。今回は軽食として 『SOMY’S DELI』 の 「8種野菜のふわとろオムレツ」、スイーツは 『田村町木村屋』 の 「バナナケーキ」 をご用意頂きました。 お料理と紅茶を組み合わせるペアリングには、「同調」「調和」「引き立てる」「ウォッシュ効果」という4つの効果があるそうです。軽食はお肉も野菜もたっぷりと入った豪華なものでしたが、お肉のこってり感を紅茶が洗い流し、お口の中をさっぱりさせてくれる上に、今回使用した 「香りの高い紅茶」 はダージリンブレンドでしたが、ダージリンは野菜との相性も良いということで、まさに打って付けの組み合わせでした。参加者の皆さんにも、紅茶の効果を感じて頂けていたら嬉しいです。

お腹が満たされたところで、最後のデモンストレーションです。実習ではホットティーを淹れましたが、ここではアイスティーの淹れ方を教えて頂きました。
ホットティーとの大きな違いは、紅茶の濃さでした。例えば2杯分の茶葉を使うなら、お湯の量は1杯分。つまりホットティーの2倍の濃さで紅茶を淹れます。そして低温では甘味を感じにくくなる為、多めに砂糖を入れたほうが、しっかり甘さを感じられるとのこと。因みに紅茶にお砂糖を入れる場合は、特にグラニュー糖が適しているそうです。そして2倍の濃さの紅茶を、たっぷりと氷が入ったグラスに上から注ぎ、「オンザロック方式」でのアイスティーの完成です!

紅茶を冷やすと、ポリフェノールの一種であるタンニンとカフェインが結合して濁ってしまう「クリームダウン」が起きることがありますが、冷やす前にグラニュー糖を加えることで「クリームダウン」を防ぐこともできるそうです。
次に見せて頂いたのは、セパレートティーです。先ほどのアイスティーに、上からグレープフルーツジュースやオレンジジュースなどを氷に当てるように注ぐと、糖度の差により綺麗な2層に分かれた、セパレートティーが出来上がります。色が薄いジュースがお勧めだそうです!
続いて、ティーソーダ。こちらも同じようにアイスティーの上から、静かに炭酸水を注ぎます。上にブルーベリージャムやミントを乗せると、まるでお店のような仕上がりに!一際映えていたこれらのアレンジティーに、会場からも「おぉ~!」と歓声があがり、一段と盛り上がっていました。
ご自宅では、アルコールを使ったアレンジも出来そうですね!意外なことに、アールグレイティーとハイボールは、相性が良いそうです。甘くない紅茶とチューハイ、あるいはモヒートなど、カクテルと合わせる技も伝授して頂きました。
アイスティー向きの紅茶としては、特にディンブラがお勧めだそうです。今回学んだ茶葉以外では、中国のキームンも向いているとのことでした。

最後に、質疑応答では簡単にできるフルーツティーの作り方を知りたい!ということで、フローズンのカットフルーツと氷を一緒に入れる方法をご紹介頂きました。
また紅茶の保管期間に関しては、未開封のもので3年程度が目安になり、光・酸化・湿度が大敵になる為、密閉して冷暗所で保管すると良いそうです。冷凍については結露の懸念もあり、解凍も難易度が高いとのことでした。時間が経ってしまった紅茶は、煎って焙じ紅茶にする飲み方もあるそうです。
飲み終わった茶殻は、匂いの吸着効果がある為、消臭剤にもなるそうです。たとえば乾燥させた茶殻をグリルに入れておけば消臭できます。自宅で簡単に紅茶の消臭剤が作れてしまうということで、環境にも優しいですね!
以上、盛り沢山の内容を伺い、大盛況となった「第5回紅茶を楽しむ会」はお開きとなりました。

素敵な紅茶とお砂糖のお土産も頂きましたので、参加者の皆さんには是非今後も、充実した紅茶生活を送って頂きたいと思いますし、残念ながら今回参加できなかった方や、今後参加してみたいなと思って下さっている方は、この記事で少しでも当日の空気感を味わって頂けたらと思います。
また来年、沢山の参加者の皆さんとお会いできますように!!
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
(東京三栄会 文化交流委員 三井物産流通グループ株式会社 森)
~*~*~*~*~*~*~ 今回のお土産のご紹介 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
【三井農林株式会社様】
・日東紅茶 香りの高い紅茶
・日東紅茶 デイリークラブ6バラエティパック
・日東紅茶 ミルクとけだすティーバッグ 黒糖烏龍
・日東紅茶 ミルクとけだすティーバッグ アールグレイ個包装1袋
・日東紅茶 はちみつチャイ ティーバッグ(試供品)
【DM三井製糖株式会社様】
・ボトルシュガーブラウン 260g
★関連サイト★
①紅茶は三井農林様の公式オンラインショップから購入できます
『日東紅茶TeaMart』
https://www.nittoh-teamart.com/
②贈り物にもピッタリ
『プレミアムティーショップ nittoh.1909』
https://nittoh1909.com/
③砂糖の購入サイト
『cotta』
https://www.cotta.jp/